警告灯と共にラフアイドルになりストールの症状で入庫していたS様シトロエンC3が
エアコン聞かないとのこと。
前回は走行距離でメーカーの部品交換指定もあったので
イグニッションコイルとスパークプラグを交換しました。
エンジンの揺れなど大幅に症状は改善したものの、冷間時のアイドリングが違和感があったため
新車購入時のディーラーに確認したところ『そういうものです』と頂いたためご納車しました。
その後エアコン聞かないと再度入庫したのですが、
まず、テスターで故障コードを一通り問題ないことを確認して
ガスの量を確認するためゲージを取付け
気温もあるのですが量的な問題はなさそうです。
ただ、ごくまれにゲージがいきなり振れるという不可解な現象が起こっていました。
更にコンプレッサーが厳密にいうとエンジンスタート直後以外は作動していない状態であることがわかりました。
コンプレッサー・ガスの機能面は正常です。
コンプレッサーの作動不良はマグネットクラッチや圧力や水温センサーなど考えられますが、
毎回エンジンスタート時はコンプレッサーが作動することを考えるとマグネットクラッチは一応機能していると考えてよさそうです。
圧力スイッチはカプラー抜いてアイドルアップを見ても昨日は良さそうです。
水温センサーは前述したとおりコンピューター診断上エラーはありません。
難解な問題に頭を抱えていると更なる兆候が車両に現れました。
上記がそうですが正常時が左。問題時が右になります。
どうやらオーバーヒートしそうなのでエンジン停止を求める警告のようです。
(冷間時にエンジンスタート直後にも出ています。)
水温センサーが不良で十中八九間違いなさそうですが
コンピューター上は異常がありません????
矛盾しまくるトラブルのため最寄りのディーラーに故障診断を依頼することとしました。
2週間後
結論から言うとこの車種にリコール一歩前のサービスキャンペーンが出ていました。
作業内容は
サーモハウジングのエア抜きバルブに新規の水温センサーを増設したとの事です。
もちろんお題は無料。
無事お客様にお車をお返ししました。
(既存の水温センサーを交換しても症状は改善されなかったという事が分り、一安心です。
また、故障根拠もスッキリしたので今回の問題は解決しました。)