記載位置はフロントガラス右下のダッシュボードやドア横などにあるステッカーまたは、グローブボックス内やシートベルト付け根など。
上記のバーコードと数字及び英語の羅列をご覧になったことはございませんでしょうか?車には一台一台を識別するために番号が与えられています。
国産車の場合、車台番号がエンジンルーム内などに打刻されています。これは「車台型番-個体番号」のように記されています。国産車の年式やグレード判別する際に、型式・初度登録・型式指定番号・類別区分番号が分からないと正確に判別できません。
その点、アメ車の場合、VINと呼ばれるコードが車両個別に 与えられています。
日本ではシリアルナンバーとかシリアルと呼ばれることもありますが、これは正確に言うと少し間違えで、
まずVINとは “Vehicle Identification Number”の頭文字になります。
シリアルについては、下記に出てくるVIN12~17桁の説明をお読み下さい。
このVINですが、色々なルールがあります。
アルファベット及び数字の17文字から成り立ちます。大きく類別して、
となります。
90年代に入ってからの北米車両は、オプションまでVIN(正確に言うとシリアル)で判別可能です。
弊社では日本でも希少な、GM系・FORD系・CHRYSLER系の各パーツイメージャーを活用して、イラスト分解図などを駆使してよりスピーディーかつ正確な安心部品をデリバリー供給しております。
B= 1981 | C= 1982 | D= 1983 | E= 1984 | F= 1985 | G= 1986 | H= 1987 | J= 1988 |
K= 1989 | L= 1990 | M= 1991 | N= 1992 | P= 1993 | R= 1994 | S= 1995 | T= 1996 |
V= 1997 | W= 1998 | X= 1999 | Y= 2000 | 1= 2001 | 2= 2002 | 3= 2003 | 4= 2004 |
5= 2005 | 6= 2006 | 7= 2007 | 8= 2008 | 9= 2009 | A= 2010 | B= 2011 | C= 2012 |
91年式以降はパーツイメージャー(パーツ検索機)が対応している為、VINの10桁(年式)以降を登録するだけで、新車当時に使用していた部品や品番変更などオプションの部分までしっかりわかります。
では81年から90年式の場合はどうでしょう。検索機に10桁目からの登録はできませんが、17桁フルで登録をかけると読み込みはします。ただし種類が出る部品は使用されているものがすべて候補として出てきます。
91年式以降はオプションコード(後ほどご説明)も記録有るため数種類の候補から、現車が使用している部品まで絞り込んでくれますが90年以前の17桁VINではそれができません。
後は各年代のSERVICE PARTS OPERATION(年代・車種用に分かれるVINの説明書)とOPコードとで使用部品を判断しなければなりません。
上のステッカーが車についているのを見たことがありませんか?
私たちはオプションコードと呼んでいます。
正式名は『SERVICE PARTS IDENTIFICATION』といいます。 意味は読んで字のごとく。
同型同モデルの車両が製造時に使用した部品に種類ある場合、OPコードで識別しています。
90年式以前の車両にも当然使用されていました。
北米の方々はこのラベルが大切なものなのを知っている為、特に旧車をレストアしてお乗りだった人ほど、OPコードをきれいにはがしてピンクスリップ(車検証のようなもの)と保管していたりしますが、国内のお車はオールペイントの時なのかはがされていることが多く見つけるのに苦労するケースもしばしばあります。
前述で申し上げた通り、新車時に組み込まれた仕様・オプションがわからないと年式と車種が適応していても現車につかないという事が起こります。
説明は殆ど81-90年と同じになります。ただし、VINの数が17桁から13桁に変更します。他にも74年以前は6ケタ。75~80年代は13ケタとなっています。