一度エンジンを車両に載せ問題なく始動したのですが

気づくとエンスト?再始動不可

燃料OK、火花OK、圧縮???

あれ低い!何が起きたのか

内部の問題かもしれません、シリンダーヘッドから点検します。

ヘッドを外してインテーク、エキゾーストポートから

灯油を入れ漏れをチェック、両方のバルブから滲んできます。

圧縮漏れはこれかと

この辺は分解していないのに何故?

ゴミでも噛みこんだのでしょうか。

バルブを全部外して点検します。バルブシートのあたり面が

良く有りません、右ヘッドのエキゾーストバルブも何本か

ステムエンドに傷があり。

イン、エキゾースト全バルブのすり合わせをいたします。

ここまでくるとほとんどエンジンオーバーホールです。

16本すり合わせ完了しました。

ここまで分解したので各部をもう一度点検いたします。

シリンダー内点検、ピストンにバルブが当たった痕は無

ロッカーアーム、プッシュロッド、バルブリフター

など各部点検いたしました。

ラッシュアジャスターを交換したのに

始動時に打音が気になるのでオイルポンプを点検します。

オイルポンプを分解してみると

インナーローターに傷多数

アウターローターの山の部分にも傷多数

シックネスゲージでギャプ(隙間)を

測ると0.2mmとギャップも摩耗限度を超えているので

オイルポンプを交換いたします。

新品を組み込時はエンジンオイルを

ポンプに注入してから組み付けます。

全てエンジンを組み上げ後、車両に搭載前に各シリンダーの

リークダウンテストをして

エンジンの状態を点検をいたします。

まずは1番シリンダーから

各シリンダーを圧縮上死点にしてからプラグホールから

エアーを入れて測定します。

続いて2番シリンダー

左側ゲージは工場のコンプレッサーの圧力で

右側の圧力がシリンダー内の圧力です。

右のゲージで緑の範囲であれば問題無です。

3番シリンダーも正常です。

インテーク、エキゾースト側に問題があれば

各ポートからエアーの漏れる音が確認出来ます。

シリンダー内に漏れがあれば

クランクシャフト側にエアーの漏れる

音がするので音で不具合箇所が判断出来ます。

4,5,6,7,8番シリンダーも同じ様に

点検いたしました。

若干の誤差はシリンダーによりありますが

この数値なら問題無です。

エンジンにセルモーターを取り付けバッテリーで

セルを回しコンプレッション点検

リークダウンストをしてるのであまり意味ありませんが

ゲージは全開で上がっております。

圧縮は問題無

エンジン搭載完了です

エンジンオイルを入れ、オイルフィルターにも

オイルを入れてクランキングです。

エンジンスタート

無事に始動いたしました。

エンジンチェックランプも点灯無。

TECH2にて油圧点検

ラッシュアジャスターも異音無

油圧もしっかり出ています。

本日、1時間位試乗しましたが、カムポジションセンサーその他の

エラーは出ていません。